2012年4月30日月曜日

ソール交換/#1010

ソール交換のお話です。
ウエスコブーツのソールは大きく分けると踵のついているモノと一体式になっているモノと有ります。

もともと踵のあるブーツを踵の低い、あるいはヒール部分の無いソールに交換する為には
ラストを換えての作業になります。そもそも無理矢理ひっぱって外見の体裁を整える様な
ソールの付け替えだけなら難しくなくラストも無く付け替えたのではサイズ感がかわる
可能性が高いです。なにより履き心地が変わってしまいます。
ですから必ずラストを収めて作業を行います。
ロアヒールとボストゥラストで見比べると一目瞭然ですね。
サイドのカーブだけ見てもラインが随分違います。作業時にブーツのなかにラストを収めてミッドソールを外して矯正していきます。
#1010ソールを例にすると
アウトソールの手前までステッチャーで縫い合わせていきます。#1010ソールはそれ自体が柔らかくクッション性が高いですがその柔らかさからステッチダウン製法には適しません(アウトソールを貫通していないという意味においてです。当然つくりはウエスコの製法です)
なのでアウトソールは貼付けになります。ステッチダウンがアウトソールに貫通していないとはいっても十分な耐久性は兼ね備えていると思います。ただしあえて比べるならタフさは劣るでしょう。

オールソール交換も増えてきています。
今のソールから他のソールへの交換も可能ですのでご相談下さいませ。

日常のWESCO


   ご来店のお客様の足元をパチリ。
   約2年間履き込まれたBLK Job masterになります。全体に経年が見られVampの擦れも
 いい味に変化していました。
   ホワイトのレザーレースとのバランスも良い一足です。

2012年4月29日日曜日

Langlitz Key Case



   Langlitz Oiled Tan Key Case愛用して1ヶ月ほど経ちます。
   奥は新品になります。
   少しずつですがよい経年が出てきました。
  
   BLACKはコチラ。時が経ちイイ味が出ています。

   Key Case
   Color : Black, Oiled Tan
   Size : Height 7 X Width 9 (cm)
   PRICE : ¥4,725

   商品のお問い合わせ
   wesco kanazawa 076-249-6888
   info@wesco-kanazawa.com

Customize staff Boots



    今回は普段staff が履いているRedレザーオールラフアウト(裏革)
”The Boss”を紹介します。履き込みの経年変化が表れてきたところをパチリ。
デニムロールアップの裾バランスを考えシャフト,インチダウンし
9ハイト、オールブラックステッチの仕様になります。
    さらなる経年変化も追って報告していきます。

2012年4月28日土曜日

日常のWESCO



   GW初日です。
   天候も良く先日、出来上がったばかりのJob masterを履き愛車でご来店,ありがとうございます。
   これから育てますとのことで今日は遠くからパチリ。
   時を経ちどのような表情を見せてくれるのか楽しみです。
   青空の下, Indigo denimにRedラフアウトが素敵でした。

Jobmaster/Lacing Pattern


Jobmaster/Lacing Patternについてです。
”Lace toToe” ”Semi Lace toToe” ”Regular Toe”
ブーツのサイドのパターンが3つ選択できます。
具体的にいうとアイレットの始まり位置がもっともつま先寄りにあるのが”Lace toToe”で
”Jobmaster"というとイメージするカタチだと思います。
履き心地はつま先に近い所からシューレー スが絞めれるので日本では人気があります。
紐を絞めた感じの見た目も好まれる理由でしょう。
これよりアイレット一個ぶんつま先が広くなるのが ”Semi Lace toToe”です。
ややスマートな印象をうけます。
配色やソールの選択によってはドレッシーな感じにもなるでしょう。
さらにアイレット一個つま先が広くなって”Regular Toe”です。
プルオンブーツに近い履き心地という感じで締め付けに窮屈さが有りません。
長時間の作業にむいていてアメリカでもハードワークの現場で選ばれることが多いです。
Job masterでもLacing Patternを変えただけで雰囲気が変わります。
お客様それぞれの仕事のスタイルやライフスタイルに合わせてより細かく
カスタマイズして最良のJob masterをお作り下さい。
店頭にて3パターン全てご覧頂けます。

2012年4月27日金曜日

WESCO Leather



   WESCO社では自社でタンナリー(元革屋)を持ちません。
   アメリカ国内で良質な革を鞣す専門業者に依頼して仕上がった革が
   ストックルームに収められています。
   納品された環境に配慮しつつ現在の優れた技術によって鞣された革
  (基本、WESCO社で使用する革は上質なカウハイドを動物性のオイルで鞣しています)
  更にWESCO社独自の基準で革の状態をチェックし基準を満たさない革を選別していきます。
  昔ながらの最高品質の革を鞣すタンナリーの仕事も後継者不足等の理由から
  廃業していく傾向に有り安定した供給が年々難しくなってきているのが現状です。
  当然革の値段は上昇し続けていますが
  WESCO社としてはワークブーツとして必要なクオリティーを最優先する
  姿勢に変わりは有りません。

2012年4月26日木曜日

Sole交換





お客様のSOLE交換#430が完了。
左が#100、右が#430の1 Lift Lower。
SOLEサンプルなど、多数ご用意しております。
履き心地など,店頭にてご確認下さい。

GW営業のご案内


週末から年に一度の大型の連休が始まります。
今年も祝日のつながりも良く9連休という方も多くおられるようですし
 天候も3日までは全国的に良いようです。

GWは通常通り営業いたします。

  ※営業   4月28日(土)~4月30日(月)
                   5月  2日(水)~5月 7日(月)

    ※定休日   5月1日(火)のみお休みとなります。

2012年4月25日水曜日

Customize Boss





    GW前に次々にお客様のブーツ完成しております。

  こちらはベースはBossになり、ラストをHarness Toeにカスタムし
  Brownレザーは経年を経たず新品でも雰囲気のある佇まいをみせています。
  最近このカラーをお選びになる人気の理由がわかります。
  下段写真の左がBoss Toe 右がHarness Toe
  やはりLastで印象が変わりますね。
   
    Leather/Brown
    Height/11
    Sole/#100
    Last/ Harness Toe
    Brass Roll Buckles

2012年4月23日月曜日

Langlitz Leather Postal Poach 入荷



 その使い勝手の良さから、絶えない人気アイテムの1つでもあるポスタル・ポーチが入荷しました。
 
 大きさが2種類あり、画像のタイプがスモールサイズ(縦31cm x 横35cm)になります。

 フラップ内側にジッパーが付いており、ポケットとしてお使い頂けます。

 また、フラップを裏返していただくことでメインスペースへのアクセスや

 フラップのポケットも更に使い易くなります。

 ブランドタグもそれを想定した向きで取付けています。



 <Small Postal Poach>
 No lining 60,900円
 With lining 67,200円

 是非、店頭にてチェックしてみて下さい。

2012年4月22日日曜日

Customize Boss







    お客様のブーツ完成しました。
  RegularステッチをBlack, Height 9,そして通称”ボブステッチ”の入った
    705ソールが 特徴的です。
    ちなみに他社のブーツにも時折この”ボブステッチ”を見かけます。
    この”ボブ”とは誰のことを指すかご存知でしょうか?
    このステッチ方法を考案したのは他でもない
    WESCO現会長ボブ・シューメイカーです!
    彼は創設者の息子であり、靴職人としてWESCO社で働き1970年から30年間、
    社長として生産、商品流通の面で大規模な改革を行いました。
    ボブは優れた経営手腕と同時に最高の職人の1人でした。
    そしてこの”ボブステッチ”も彼が考えだした技術のひとつです。
    高齢の現在でも職人気質な威厳を感じさせる佇まいには彼の肩に乗る
    一世紀近いWESCO社の歴史の重みを感じます。

    Leather/Black
    Height/9
    Sole/#705
    Last/ Boss Toe
    Double Mid Sole

2012年4月20日金曜日

Langlitz Leathers T/S

Langlitz Leathers新作T/S、着用画像になります。
バックにはLanglitz Leathersのロゴネームのプリント。
左胸、左腕にもプリントが入っています。
ヘビーコットンのしっかりした生地感で年中着れそうです。

Langlitz Leathers T/S LL153
SIZE : XS〜L
¥7.245-

※人気のBLK/WHTカラー、数に限りがございます、お早めに。

  商品のお問い合わせ
  wesco kanazawa 076-249-6888

2012年4月19日木曜日

WHEELIES





   ソール交換が完了したWESCOブーツをお届け。
   WHEELIESさんは
   現行車からOLDハーレーダビッドソンやその他の旧車などのエンジン、トランスミッションなどの
オーバーホールや修理の他に、機械加工やワンオフパーツの
製作もしており、海外からの車両,パーツ輸入代行もしています。
ショベル・アイアンスポーツ等のリプレイスメントパーツやチョッパーパーツ・
アクセサリーも常時ストックしています。
 先日はAVCCにも参加しあと一歩で表彰台でしたが....詳しくはコチラへ


2012年4月18日水曜日

モーターサイクルとの相性


wescoブーツはその頑丈さゆえに多くのモーターサイクリストに支持されています。
そこで今回はよく聞かれる質問でもある『どのソールが相性が良いか?』
よく言われるのがシフトチェンジのし易さです。これはそれぞれポジションが違うので
一概には言えませんが、Wescoで選択できるソールでもっとも厚い、
ミッドソールの追加プラス#100ソールはさすがに分厚くミッドコンやバックステップでは操作性が悪く感じるかもしれません。”どうしても厚いソール を”という方はシフトのペグを抜いて角度を変えれば対応出来ると思います。
ポジションがフォアコンだとそのままイケることが多いです。
ちなみに適度に薄いソールでオススメなのが#430と#700ソールです。#430は#100と同じくらいのタフさを持ち、アスファルトでのグリップ力は最も高く、コンパウンドが固くソールの減りに強く耐油性も標準装備しています。多くのバイク乗りに選ばれています。
個人的にオススメなのが#700のダブルミッドソール仕様です。
ソール本体の厚みは#430とほぼ同じで耐油性もあり#430より柔らかで
ソールパターンの違いも有りグリップ力はやや劣ります。それでもミッドソールの追加により適度な固さのためか停止で足を出した際“コツン.コツン”と気持ちよく止まれる感じがします。ギュツとグリップするのが好みなら#430ですね。
また、スニーカーに近い感覚で操作するのが好みなら#1010ソールがおすすめです。
ヒールが高いと操作性が悪いと感じるのであればロアーヒールを選ぶとだいぶ軽減されるでしょう。逆にリフトを追加してヒールを高くすると足付きがずいぶん良くなります。
バイクに乗ることを主な目的にWescoブーツを選ばれるのでしたら
これから本格的シーズンです、是非愛車でご来店下さい。
バイクライフに適したアドバイスが出来ると思います。

2012年4月16日月曜日

Langlitz Leathers T/S入荷


 新作T/S入荷しました。
 バックにはLanglitz Leathersのロゴネームのプリント。
 左胸、左腕にもプリントが入っています。

 Langlitz Leathers T/S LL153
 SIZE : XS〜L
 ¥7.245-
 
 ※人気のBLK/WHTカラー、数に限りがございます、お早めに。

2012年4月15日日曜日

WESCO SOLE交換

 Before

 ↓
After

VIBRAM#1010から#132にSOLE交換したJob master
交換時にはインソール新品,クリーニング,丹念にオイルアップされ再びお客様のもとへ。
経年を重ねたボディにラバー色の#132がよく似合います。








2012年4月14日土曜日

TIMBER 60' Dead Stock



   今回紹介するのはWESCOブーツの中で最も歴史が古いランバージャック(木こり)
   ブーツの"TIMBER"です。
   しかも 60' Dead Stock BOX付き【Not FOR SALE】
   ソールは特殊なスパイクソール
 こちらはWESCO創設者の息子であり現会長ボブ・シューメイカーが
   開発したマシーンでスパイクが打ち込まれます。
   とは言え一般的に
   あまりなじみのないモデルですが現在でもラインナップされ
 アメリカ本国における林業の作業環境が日本とは異なりそのまま日本で使用する
 場合はさらなるカスタムが必要になるでしょう。

   いまもなおアメリカという国の礎を支え続けるロガー達に信頼され愛される
   "TIMBER"はロガーの危険な足元を守っているWESCO社の象徴的なブーツです。

日常のWESCO


   わざわざ岐阜県から来店のお客様の足下をパチリ。
   なんとNEIGHBOR HOODで販売されたWESCOのJOB MASTERでした。
   あらためて見ると斬新な配色ですね。
   こちらは全国 HOODSのみでの販売になります。
  


2012年4月13日金曜日

STAFF BOOTS


 春なので気分転換にシューレースをチェンジ。
 雰囲気もガラリと変わるのでオススメです。
 WHTの他にもBLACK、BROWNもございます。
 店頭にて販売しておりますのでお試し下さい。
 
 SHOE LACE 各¥2.940-

2012年4月11日水曜日

WESCO LEATHER LINING



   WESCO社のブーツはその構造としてVamp(つま先甲のレザー部分)と
   Counter(踵部のレ ザー部分)は2枚革です。当然、強度や防水性に優れた製法です。
   また,そこから上の部分
   (レースブーツではクォーター,プルオンブーツではシャフトと呼 びます)は通常1枚革
   ですが用途に合わせてライニングを追加する事が出来ます。
   主に耐久性と防水性をあげる為のカスタムですが使用する
   レザーカラーが履き口に5mm程度のぞき色の切り返しがワンポイントになります。
 最近お客様から要望の多いカスタムになります。

2012年4月9日月曜日

Langlitz Leathers Shell Bag入荷

 クレー射撃やハンティングの際、薬莢や小物を入れる為の物で
 アメリカならではの用途から生まれたバッグです。
日本においてはリビングやガレージ、ワンボックス・タイプの車内等、
様々な場所で工具や小物を入れておくのに便利なバッグです。
2”パンツ・ベルトに通せるループ幅に、スナップ・ボタンの
脱着を容易にする為にループを長くしています。


コンボ・タイプは上部がスナップ・ボタンで袋部分と繋がっており
取り外してパンツ・ベルトに装着し使用する事も可能です。

 L 11cm x D 8.5cm x W 6.5cmのポケットは
薬莢ケースが入る大きさになっています。

Combo Shell Bag
L 22.5cm x D 22.5cm x W 6cm (袋部分)
Price 16,800円

2012年4月8日日曜日

Customize Boss





    新しいモデルが入荷しました。
    Navyの表裏革のコンビとPlatinumで仕上げた
    3インチロングストラップがポイントです。
    店頭にてご覧頂けます。

    Leather/NAVY
    Height/9
    Sole/#1010
    Last/ BOSS Toe

2012年4月7日土曜日

Akitani's Customize Job master





   FINDERS KEEPERS 秋谷氏のJOB MASTER
   ラフアウトのトゥキャップ、ダブルミッドソール、♯1010。
   詳しい仕様はお問合せ下さい。

    Leather/NAVY
    Height/8 
    Sole/#1010
    Last/ Toe cap
    Lining/Platinum
    Double midsole

2012年4月6日金曜日

News


2011年度の日本限定生産モデルとしてWESCO史上初となる
コードバンをモデルFLIGHTMASTER~フライトマスター~
メンテナンス専用のコードバンクリームをご用意しました。

当店にてご予約、ご購入頂いた方に差し上げております。
少量ですがフリー分もございます。

wesco kanazawa 076-249-6888  

2012年4月5日木曜日

WESCO FlightMaster



  2011年日本限定生産モデルである、
  最高級のコードバンを使用したブーツ『FlightMaster/フライトマスター』
  本日、2ndデリバリーの入荷がありました。
  ご予約順にご連絡さし上げております。

   少量ですがフリー分もございます。
   お早めにお問い合わせ下さい。
   価格¥155,400-

   商品のお問い合わせ
   wesco kanazawa 076-249-6888
   info@wesco-kanazawa.com

2012年4月4日水曜日

日常のWESCO




  Burlapの経年が素敵でしたので撮らせて頂きました。
  3年経年の割にはBurlap特有のシャフト落ちもなく(ライニングレザーを入れてます)
  表側にしか出せないアメ色の変化が良い風合いです。



2012年4月2日月曜日

Death’s Head Cascade













1945年、ロスが自身のMCのメンバーに
製作したジャケットがあります。その中に当時4、5着のみ造られたとされる
キャスケードのプロトタイプともいえるレース用のジャケットがあります。
これらのジャケットは、1枚と同じものがなく1着、1着ポケットの形や位置、
パッドの形状などが細かく違っています。
その中の1着を着ていたのがレッド・ライスで、彼は地元ポートランドの
有名レーサーでした。
そのレッド・ライスがデス・ヘッド・ダービーで優勝したときに着ていたことが
このジャケットの名前の由来となっています。


ラングリッツの職人さんにより作られたDeath’s Head Cascade
 店頭にてご覧頂けます。